父の会話の変化と、母の目の手術が重なっていたあの時期。
「このままにしておくのは不安すぎる……」
そんな気持ちから、何かしないといけないと思い、
前回の記事では、まず区役所へ相談に行った日のことを書きました。
介護認定の流れ
区役所では、ご両親は要介護申請をしたほうが良いでしょうと勧められ、
『要介護・要支援認定に関する申請』の書類を記入したり、
介護認定を受けるまでの流れについて説明を受けました。
「介護」という言葉を聞くと、まだ早いのではないかと思ったり、
申請すること自体が敷居高く感じられるかもしれません。
一般的には、要介護認定は
「申請 → 訪問調査 → 主治医意見書 → 介護度の決定」
という流れで進みます。
つまり、介護度が決まるまでにはどうしても時間がかかります。
そのため、いまはまだ大丈夫だろうと思っても、
余裕を持って申請しておくことをおすすめします。
介護サービスを受けたいと思っても、
認定されていないとサービスを利用することができないからです。

両親の場合は入院中ではなかったので、一般的な流れで進みましたが、
入院されている方が病院から施設などに移られる場合は、
少し流れが変わることがあるようです。
病院の医療ソーシャルワーカーさんが介護申請を勧めてくれたり、
訪問調査が病室で行われたりと、
同じ「介護認定の流れ」でも、自宅と入院中では進み方が少し違うようです。
両親にどう伝えるかを一番悩みました
さて、私は区役所で手続きを進めながら、
両親にどう説明しようかとずっと頭を悩ませていました。
いきなり「介護申請をするね」と伝えたら、
特に父の気持ちを傷つけてしまいそうで。
自宅に高齢介護課の方が来ることも、
きちんと説明して納得してもらわないといけません。
ご機嫌を損ねてしまえば、手続きそのものが進まなくなってしまうかもしれない。
それがいちばん怖かったのです。
さいたま市には、65歳以上の方を対象にした『もの忘れ検診』という制度があります。
「物忘れがあることは特別なことではないんだよ」と、
できるだけ自然な形で伝えられたらと思いながら、
どう言えば父の心をざわつかせずに済むのか、言葉を探していました。
何より「介護」という響きが、
父にとっては自分の弱さを認めるような、
少し重たい言葉に感じられてしまうのではないか──
そんな不安がずっと胸の奥にありました。
このような思いを抱えながら、いよいよ高齢介護課の初回訪問の日を迎えることになります。
コメント