固定電話に潜む危険と“あの日”の出来事 ④-2

暮らし守りの記録 **介護未満のスタート**

実家の電話、ほんとうに大丈夫?(続編)

県の無償迷惑電話対策サービスを使ってみた話

電話の危険から、どうすれば両親をしっかり守れるのか。
そんな思いが胸に浮かび、私はネットで対策を探し始めました。

本来、被害を防ぐためには、

● 留守番電話に設定しておく
● 知らない番号からの電話には出ない

といった基本的な対策が大切だと言われています。

けれど、毎日一緒に生活していたとしても、
家族が不在のときにかかってきた電話に反射的に出てしまうことはあります。
便利なはずの固定電話が、いつの間にか危険と隣り合わせになっているのです。

そんなとき、実家の状況を話したときに、ある人から
「県の無償迷惑電話対策があるみたいだよ」と
教えてもらいました。

その言葉を聞いた瞬間、胸の中に
「これなら両親を守れるかもしれない」
という確かな感覚が生まれたのです。

「自動通話録音機の無償貸し出し」

いまはページが見つからないのですが、
昨年度までは埼玉県警察のホームページに

「迷惑電話対策のために、自動通話録音機を無償で貸し出します」

という案内が掲載されていました。

その文字を見た瞬間、胸の奥がふっと軽くなるような気がして、
「これだ…!」と迷わず、自分の住んでいる地域の警察署に問い合わせました。

事情を話すと、
「サービスを受けるには、ご両親の住んでいる地域の警察署に在庫があるか確認してください」
と言われました。

どうか在庫がありますように──。

鳴ったら出る──その自然な反応が危険になる時代

うちの両親は、固定電話を留守電にするのをよく忘れます。
そして、なぜか電話の呼び出し音には驚くほどキビキビと反応するのです(笑)

でも、特殊詐欺の多くは
自宅の固定電話にかかってくる“アポ電”から始まります。

本来、被害に遭わない一番の方法は
「固定電話を留守電にして、知らない番号には出ないこと」
なのですが、
高齢の親にそれを徹底してもらうのは、なかなか難しいものです。

そこで役に立つ「自動通話録音機」

この録音機は、電話が鳴る前に自動で

「この電話の通話内容は、防犯のために録音されています。
あらかじめご了承ください。」

という音声を流してくれます。

録音されることを嫌がる犯人は、この時点で通話を諦めることが多く、
被害を未然に防ぐ効果が期待できます。

問い合わせた翌日には、
実家に警察の方が来てくださり、丁寧に設置してくれました。

設置してわかった「守られている」という安心

設置してから、あれほど頻繁に鳴っていた不審な電話が、
嘘のように静かになりました。

「守られている」という実感が、
こんなにも心を軽くするのかと、あらためて思います。

高齢の両親だけでは、情報を集めたり、警察に相談したりといった
“最初の一歩”を踏み出すのが難しいこともあります。

だからこそ、離れていてもできることを少しずつ見つけながら、
これからもそっと見守っていきたいと思っています。

すぐに対応してくださった警察署の皆さまには、
心から感謝しています。

お住まいの地域でも利用できる迷惑電話対策があります

今回紹介した「自動通話録音機の無償貸し出し」は、
埼玉県だけでなく、東京都内でも各区ごとに実施されています。
いくつか参考としてリンクを載せておきますね。

【東京都の例】
品川区
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/bosai/bosai-bohan/hpg000032306.html

北区
https://www.city.kita.lg.jp/safety/security/1002740/1002745.html

お住まいの地域でも同じようなサービスがある場合がありますので、
「〇〇県 迷惑電話対策」「〇〇市 自動通話録音機」などで検索してみてください。

【NTT東日本の迷惑電話対策サービス】
ナンバーディスプレイや迷惑電話おことわりサービスなど、
固定電話向けの対策も提供されています。
https://flets.com/denwa/option/tokusyu/

【防犯機能付き電話の紹介(警察庁)】
録音機能や自動警告機能がついた電話機の情報がまとめられています。
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/security-phone/

自治体の無償サービス、NTTのオプション、市販の防犯電話など、
できる対策はいくつかあります。
ご家族に合った方法を選んで、安心して暮らせる環境を整えていきましょう。

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