暮らし守りの記録 **介護未満のスタート**

介護ではないけれど、親の病院探しや詐欺対策など、
“暮らしを守るための静かな行動”を記録しています。

病気の不安、会話の変化、実家の電話にかかってくる怪しい勧誘──
そんな日々の中で、私が感じたこと、試したことを、
くすっと笑えるエピソードも交えて綴っています。

「まだ介護じゃないけれど、心配はある」
そんなあなたに、そっと寄り添う記録です。

暮らし守りの記録 **介護未満のスタート**

「病気より、心が折れそうだった──父の病院探し」

父が通院していた病院の先生は、あまり目も合わさず、話も淡々としていて、どこか冷たく感じました。折しも血液検査でひっかかり、「大きな病院での検査が必要です」と言われたとき、父は余計に不安になっていました。紹介された大病院での検査結果は、「原因...
暮らし守りの記録 **介護未満のスタート**

「話を聴いてくれるだけで、心がほどける──父と“もの忘れ検診”」

父の会話が少しずつ怪しくなってきた頃、「認知症かも…」と決めつけるのではなく、まずは“もの忘れ検診”を受けてみようと思いました。さいたま市では、65歳以上を対象に「もの忘れ検診」を行っている病院があります。私は、父が通いやすそうな場所から、...
暮らし守りの記録 **介護未満のスタート**

「そっか、そっか──心に届く診察が、父を元気にした」

看護師さんたちとの丁寧な問診が終わり、しばらくして院長先生の診察になりました。先生は、ゆっくりとした口調でこう言いました。「あのねー、高齢だよねー。病院は変わらないほうがいいんだけどなぁ…」その言葉に、私は少し身構えました。でも先生は、私や...